2016年12月19日月曜日

100kmマラソンに魅せられて

日本技術士会千葉県支部の会報第4号(11月22日発行)のActive 45+という企画の記事です。


100kmマラソンに魅せられて

私は子供のころから運動が苦手でした。特に嫌いだったのが長距離走でした。
そんな私が100km走るようになるのですから人生は何処で転機があるのかわかりません。

1983年に入社した会社で社内の駅伝大会があって、新入社員は必ず走らされたこと。
結婚して妻に誘われて登った山でバテて悔しかったこと。
そのような出来事があって、少しずつランニングはしていました。

1つ目の転機は、38歳のとき、職場で勝浦の10kmマラソンに行ったとき、陸上部の人が、私の同期の女性に向かって、「半年有ればフルマラソンは走れる」と言っているのを聞いて、俺にもできると思って3ヶ月後の館山若潮マラソンに申し込んで完走できたこと。

そして2つ目の転機は40歳の時に同じ職場で100kmマラソンに出た人がいたとき。
周りは「100km走るなんて凄い」と言っていたのですが、私はどのくらい凄いか自分で走ってみようと思いエントリーして完走したことです。
その頃には、フルマラソンでコンスタントに3時間半を切って、山岳レースや富士登山競争にも出場するようになっていたのでベースはできていたのです。

この初100kmウルトラマラソンに完走したことが人生を変えたと言っても過言ではありません。その後はどっぷりと100kmマラソンに浸かり、2016年まで18回完走しています。後2年で還暦ですが、60歳までには20回の完走を達成したいと思っています。


さて、51歳で独立して、56歳で会社を立ち上げたのですが、つくづく経営者はマラソンをするべきだと感じています。

マラソンの効果としては以下のようなことが挙げられます。①体力と健康の増進、かっこいい体形の維持ができる、②大会に向けた継続的なトレーニングを通じて、「継続は力なり」を実感できる、③大会は5kmのレースから100kmを超える超長距離まであるので、 誰でも成功体験を積むことができる、④5kmのレースを完走したら、次は10kmといった具合に、次の目標が設定しやすい、⑤孤独に耐える経験ができる、⑥マラソンに取り組んでいる元気な経営者と仲良くなれる、⑦弱気の声に打ち勝つ力がつく

特に重要なのは⑦です。
マラソンで完走するためには、途中で棄権しないことです。
この当たり前のようなことを邪魔しているのが弱気の声。私のようにウルトラマラソンを何度も走っていてもレース中は終始弱気の声との対話です。弱気な声は自分の頭の後ろから、いろいろとささやいてきます。悪魔の声とも言われます。弱気な声がささやくのは、
「明日の仕事に影響するからこの辺でやめよう」
「ここまで走ってこれただけでも立派。ここでやめでも悔いはない」
「今回は練習不足だったから、次回完璧に準備して臨めはいい」
「そもそも俺に100kmなんて無理だったことがわかった」
「ここで無理してゴールまで走ったら後遺症が残るかもしれない」
このような声に同意してレースを止めるひとは多いのです。
この弱気な声を黙らせて、最後まで走り続ければ、完走は意外と簡単なことに気がつくのです。

経営をしていると、いろいろな弱気な声が襲ってきます。
そんなとき、自分の成功体験を思い出せば元気が出てきます。その成功体験としての100kmマラソンの完走が私を支えてきました。

この本参考になりました↓

2016年9月12日月曜日

経営者は何故マラソンにのめり込むのか

社長さんは太っていた方がいい?
それは完全に過去の価値観ですね。

はっきり言って経営者や起業したい人はマラソンをやった方がいいです。

マラソンの効果を挙げてみましょう。

1、体力と健康の増進、かっこいい体形の維持ができる

2.大会に向けた継続的なトレーニングを通じて、「継続は力なり」を実感できる

3.大会は5kmのレースから100kmを超える超長距離まであるので、
  誰でも成功体験を積むことができる

4.5kmのレースを完走したら、次は10kmといった具合に、次の目標が設定しやすい

5.孤独に耐える経験ができる

6.マラソンに取り組んでいる元気な経営者と仲良くなれる

7.弱気の声に打ち勝つ力がつく


特に重要なのは、7番目

弱気の声って何でしょうか?


マラソンで完走するためには、途中で棄権しないことです。
この当たり前のようなことを邪魔しているのが弱気の声。

私のようにウルトラマラソンを何度も走っていても
レース中は終始弱気の声との対話です。

弱気な声は自分の頭の後ろから、いろいろとささやいてきます。
悪魔の声とも言われます。

弱気な声がささやくのは、
「明日の仕事に影響するからこの辺でやめよう」
「ここまで走ってこれただけでも立派。ここでやめでも悔いはない」
「今回は練習不足だったから、次回完璧に準備して臨めはいい」
「そもそも俺に100kmなんて無理だったことがわかった」
「ここで無理してゴールまで走ったら後遺症が残るかもしれない」

このような声に同意してレースを止めるひとは多いのです。

この弱気な声を黙らせて、最後まで走り続ければ、完走は意外と簡単なことに気がつくのです。

これって、経営にも通じますよね。

経営していると、いろいろな弱気な声が襲ってきます。
そんなとき、自分の成功体験を思い出せば元気が出てきます。
その成功体験は何でも良くて、マラソンの完走でもいいんです。

そう。自分は弱気の声に打ち勝って、レースで完走できたのだ。
だから、自分には弱気の声に打ち勝つ力が備わっている。

そのように考えれば何でもできる様な気がしてきませんか。

2016年8月29日月曜日

チャリティ番組での100kmマラソンについて

24時間テレビがチャリティ番組かどうかという話は取りあえず置いておいて、芸能人に100km走らせる企画について思うところを書いてみる。

その1 長距離を走ることは辛いこと?
日本人にしみついた根性論が根底にある。
だから、小学校のマラソン授業では、「マラソンは辛い。その辛さに耐えることが大切」と教えているようだ。
マラソンはとても楽しいスポーツで、70歳を超えても走っている人がいるほどの生涯スポーツだと教えればよいのに。

その2 100kmマラソンは罰ゲーム?
24時間テレビの企画は走るのが苦手な人に無理やり走らせて、苦しんでいる姿を見せる。走るのが好きではない人に無理やり100km走らせて何の意味があるのだろう。

我々が100kmマラソンに出るのは楽しいからである。

その3 走るのが得意な人は出さないの?
走るのが得意な芸能人が走るのは何故無しなのか、理解できない。

その4 そもそも100km走るのに24時間もかからない。
100kmという距離は歩いても24時間くらい。殆んど歩いて、時々走るであれば余裕。
ずっと走ればいくら遅くても20時間以内にゴールできるはず。
ちなみに100kmの世界記録は6時間である。

それなのにいつも番組終了間際にゴール。途中で時間調整しているとしか思えない。


2016年8月21日日曜日

100kmマラソンについて質問されること

100kmマラソンをやっているといろいろな質問を受けます。その代表的なものを私の回答とともに紹介します。
いわて銀河100kmウルトラマラソン(2011年6月)


1.何日かけて走るのですか?
⇒ 1日です。普通は朝から夕方まで、季節によっては暗いうちにスタートします。

2.何人位参加するのですか?
⇒ 最大規模のサロマ湖100kmウルトラマラソンの場合、100kmの部で3600人位です。
インターネットで申し込み開始になると、20分程度で受付終了になります。

3.100kmの大会はたくさんありますか?
⇒ 全国で開催されています。
私が参加した大会を挙げると
北オホーツク100kmマラソン
サロマ湖100kmウルトラマラソン
いわて銀河100kmチャレンジマラソン
星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン
チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
歴史街道丹後100kmウルトラマラソン
四万十川ウルトラマラソン
阿蘇カルデラスーパーマラソン

4.抽選の大会もありますか?
⇒ 四万十川ウルトラマラソンは抽選です。倍率は3倍弱の激戦です。

5.どのくらいの時間をかけるのですか?
⇒ トップクラスは6時間台です。大会の制限時間は13~14時間が多いです。ちなみに私の場合、過去には10~11時間台で走っていましたが、今は12~13時間台で制限ギリギリが多いです。

6.途中で休憩はとるのですか?
⇒ 給水ポイントで少し休む、中間点で着替えをするということは有りますが、30分も休むということはありません。

7.食事はどうするのですか?
⇒ 給水ポイントの一部には主催者が用意するエネルギー源(バナナ、パン、飴、スポーツドリンク)があります。中間点ではおにぎり等が準備されています。
大会によってはスペシャルドリンクを置けるので、液体のカロリーメイトやゼリーを置きます。
ポケットにも塩飴、ドライフルーツ等を入れています。

8.フルマラソンのタイムと100kmのタイムには相関がありますか?
⇒ 一般に100kmのタイムはフルマラソンのタイムの3倍と言われています。フルマラソンを4時間20分で完走できれば13時間以内で完走できる可能性があります。

9.夏にテレビのチャリティー番組で100km走る企画がありますが、本当に走っているのでしょうか?
⇒ 本当に走っているかどうかはわかりませんが、24時間あれば歩いても帰ってこれます。途中の休憩時間が長すぎるか、歩いている距離が長いという可能性はありますね。

10.100kmも走って楽しいですか?
⇒ 楽しいです。夜明けから夕方まで楽しめて参加費が2万円かからないのでコストパフォーマンスは抜群です。

11.100kmウォークと比べれどちらが辛いですか?
⇒ 100kmウォークにも出たことがありますが、24時間位かけてゆっくり歩いたということもありますが、100kmマラソンの方が圧倒的にキツイです。
100kmウォークの場合、疲労感や筋肉へのダメージはあまりありませんが、睡魔との闘いがあります。16時間位で歩ければ、睡魔も無いでしょう。

12.スタート時間が早いということは前日は泊りですか?
⇒ 全ての大会が前泊を求めている訳では無く、当日の朝に受付できる大会もあります。富士五湖の場合、早朝に到着して受付する人も多いです。

13.宿泊場所の確保は大変ですか?
⇒ 宿の確保には皆さん苦労されています。スタート地点から遠いと1時頃に起床する必要があると聞いています。私の場合、殆んどスタート地点でテントを張ります。

14.100kmマラソンを始めたきっかけは何ですか?
⇒ 当時勤めていた勤務先に100km走った人がいました。周りの人は、凄い凄いと言っていましたが、私はどれだけ凄いことなのか自分で走って確かめたくなり、大会にエントリーしました。その大会では10時間14分で完走でき、はまりました。

2016年8月1日月曜日

四万十川ウルトラマラソンの二次抽選に当選しました。

今朝RUNTESからメール


○○ △△ 様

この度は第22回四万十川ウルトラマラソンにお申し込みいただき、
誠にありがとうございました。

この度二次抽選を行ったところ、貴方様におかれましては当選されましたので通知させていただきます。
下記URLより大会オフィシャルサイト『マイページ』にログインの上、
8月12日(金)までに入金手続きを完了していただきますようお願いいたします。
期限内に手続きがなかった場合、当選は無効とさせていただきますので、予めご了承ください。

(以下省略)

当選は当然うれしいのですが、一次で当選して入金しない人が多い
ということでしょう。

先着順であれば、申込み時に支払いを行うので、ひやかしは無い。
抽選の場合、取りあえずやひやかしが多いのだろう。




2016年7月14日木曜日

富士山にゼロ合目から登ってきました(キリマンジャロに登る仲間のための訓練登山) その1

登山の訓練として走り始めたのがランナーになるきっかけだった私は、登山はランナーにとっても良いトレーニングになると思っている。

今回はランニングとは関係無く、今月キリマンジャロに登る仲間の訓練として企画した登山である。

登山前日のfacebook書き込み。

明日から1泊2日で富士山に登ります。これは普通の富士登山ではありません。
私の学びの仲間であるチャンピオンこと内藤将貴さんが今月キリマンジャロ登山を行うので、直前トレーニングとして私が企画したものです。
内藤さんの公式サイトはこちら↓
http://naitomasaki.com/
今回の登山の特徴は、
1.ゼロ合目から標高差3,000mを2日間で登る
2.夜間歩行は行わず、五合目でゆったりと1泊する
3.文化遺産を構成している北口本宮富士浅間神社と吉田口登山道を通る
五合目で1泊することは、宿泊して高度に順応して5,000m以上の高さを目指すキリマンジャロ登山のシミュレーションになり、早朝出発で標高差1,500mをアタックして戻るのはアタック日のシミュレーションになります。
文化遺産はキリマンジャロ登山に直接関係無いように見えますが、日本人の富士山信仰の遺産の中を通って登って富士山の「こころ」を感じて、日本人のこころを持ってアフリカに向かうという準備にもなります。
私自身このゼロ合目から登る吉田口登山道が好きです。このルートを知ってしまったら、五合目までバスを使う気にならなくなります。
ご存知の方も多いと思うが、富士登山競争のコース(ただし、今回は馬返しまで遊歩道)

そんなコースを紹介したい。
富士山は世界文化遺産になったわけだが、信仰の対象としての富士山の歴史がよくわかるコースである。

仲間と7月5日の12:00に富士山駅に集合。ただ、車できたメンバーが駐車できず、「北口本宮富士浅間神社」の駐車場をスタートにした。浅間神社(ゼロ合目)を13:00に出発。
一合目までのほぼ中間に中の茶屋(14:30)があり、みたらし団子やかりんとうまんじゅう等が食べられる。
一合目の少し手前に馬返しがある。馬返しまでは車道があり、浅間神社からマイクロバスの便がある。われわれ7名は車道ではなく遊歩道を歩いた。距離はそれほど変わらない。

馬返しから少し歩くと1合目(16:30)
二合目(17:05)には壊れた古い小屋。ここから5合目までの間には古い小屋の跡がたくさん残っている。スバルラインが開通する前はみんなここを歩いて登ったのだ。

三合目 見晴茶屋、三軒茶屋跡(17:35) ここも激しく壊れている。
四合目 大黒小屋跡(18:00)

このときはちょうど四合目から雲海。
この先には小屋の跡がたくさん続く。
御座石(四合五勺)(16:25)
五合目 中宮(18:50)

五合目 早川館(18:55)
五合目 たばこ屋(18:55)
五合目 不動小屋(18:57)
五合目 佐藤小屋(19:10)は営業している小屋である。冬期は唯一営業している小屋で、夏よりも冬の方が宿泊者が多いとのこと。夏場は車で荷上げできるので、食事は山小屋とは思えないレベルであり、今回はすき焼きであった。


2016年7月7日木曜日

ウォークブレイクをサロマで試してみた。

ウォークブレイクって最近はやり?

たまたま、以前勤めていた会社の走り仲間がfacebookで書いていた。そこで、本を買って読んでみた。





要するに、走り続けるのではなく、時々歩く。
この歩く過程が呼吸を整え、筋肉の疲労を取るのだ。

走る筋肉と歩く筋肉は同じではないから、歩くことで走る筋肉を休ませるのだ。
時間のロスも止まって休むほどではない。

昨年のサロマを制限時間ギリギリで完走した自分にとって、失敗したら完走が難しくなりというリスクは有ったが、感覚的にはうまく行きそうに思えた。

そこで、計算してみた。7分/kmで900m//11分/kmで100mを繰り返すと740分/100km。
つまり、12時間20分で100km走れることになる。

とは言え、5km位走らないと調子が出ない自分に合わせるため、最初の5kmは普通に、その後からウォークブレイクにすることにした。

900mと100mはガーミンで確認しながら走ったが、コースの傾斜に合わせて微調整した。


上のグラフはガーミンで測定した速度である。上段がサロマ2016、下段がサロマ2015。波形が下に伸びているのは歩いているか止まっていることを示す。2016では短いヒゲがたくさん出ているが、これがウォークブレイクである。

ウォークブレイクの結果は、グラフの通り。
グラフは、10kmごとの平均速度(分/km)の推移で、上段がサロマ2016、下段がサロマ2015の結果である。

ゴールタイムは2016が12時間35分、2015が12時間55分と大きな違いは無いが、2016の方が10kmごとのペースが安定している。

今回はいきなりレースで実行したが、普段の練習でこれをやると、すなわちインターバルとレーニングではないか!

ということで、普段の練習でもやってみよう。


ホットランナーってなあに?

2000年頃からホットランナーというハンドルネームを使ってniftyのランニングフォーラムに書き込みをしていたのがはじまり。

ランナーは当然「走る人」のこと。

ちなみにネットで検索すると、こんなにたくさんの意味がある。
デジタル大辞泉の解説
ランナー(runner)

1 競走で、走る人。走者。「駅伝の最終―」

2 野球で、走者。「ピンチ―」
3 アメリカンフットボールで、ボールを持って前進するプレーヤー。
4 ロッククライミングの用具の一。短いテープやロープをつないで輪にしたもの。支点とロープを結ぶなどのために用いる。
5 カーテンを滑らせるためにカーテンレールに取り付ける小さな車。
6 植物で、匍匐茎(ほふくけい)。走出枝。
7 細長い形の敷物。廊下に敷く絨毯(じゅうたん)や、テーブルに敷く飾り布などについていう。
8 湯道(ゆみち)のこと。金型(かながた)に金属やプラスチックなどを流し込むための細い通路。

それでは、ホット(Hot)はどういう意味?
ホットは熱いと暑いの両方の「あつい」を兼ねている。(辛いのもホットであるが)

フルマラソンは冬(秋から春)に開催されることが多いが、ウルトラマラソンは夏(春から秋)に開催されることが多い。つまり、ウルトラマラソンのランナーは暑い環境で走ることに慣れる必要がある。
だから、「暑い時に走る人」。

そしてもう一つの熱いは、熱きハートである。
100kmという距離を走ることができるのは人間だけだと聞いたことがある。
人間は「意味の無い」ことに意味をつけることができる。100km走りきるためには自分の熱い気持ちを維持し続けなければならない。
だから、「熱き心を持って走る人」。

四万十の抽選に落選しました。

四万十川ウルトラマラソン(100kmの部)に申し込んでいたが、7月5日に抽選結果発表があり落選したことがわかった。3回連続当選の後、2回連続落選である。

最近のマラソンブームはおそらく東京マラソンがきっかけだと思うが、ちょっとオーバーヒート気味。

ウルトラを始めた1999年頃は申し込みを忘れていない限り参加できたし、締め切り後に交渉したら参加できたこともある。

マラソン人口が増えて全国でフルマラソン・ウルトラマラソンの大会が開催されているが、人気の大会ともなるとエントリーが大変である。出走者を選ぶ方法を大別すると2つの方法があり、抽選と先着順である。東京マラソンには1回だけ申し込みをしたことがあるが、その時は落選であった。

四万十は抽選である。今年は申し込み者数が公開されていないが、3倍弱。1650人の定員に対して4,000人以上のウルトラランナーが申し込むわけである。

一方、ウルトラマラソンの草分けであるサロマ(サロマ湖100kmウルトラマラソン)は先着順である。最近は受付開始から20分ほどで終了するほどの人気である。

それでは、抽選と先着順のどちらが良いのか。
いろいろな意見があると思うが、先着順にすべきである。抽選の場合、当選しても入金しないで無効になる数がある程度存在して、二次当選がでることがある。つまり「まあ一応」的な申し込みが相当数あるらしいのだ。
先着順の場合、絶対に出たい人は万難を排してエントリー開始に臨むはずなので、絶対に出たいという人が出られないということは少なくなる。

最近時々目にするふるさと納税特別枠はどうだろう。マラソンの参加枠をお金で釣るのは同意できない。自分自身、四万十を走ってこの清流を守りたいと思って納税したり、高知県の台風被害を受けて納税したという経験はある。要は順番が逆なのだ。
マラソンの開催地に納税するのは感謝や支援の気持ちから行ってほしい。